雇われない女性たちの生き方(起業という働き方)

2016年11月2日水曜日

ハウスワイフ2.0とは(雇用されない女性たちの生き方.23)



 日本社会は少子化という大きな課題が目の前にある。
この要因は様々であるが、晩婚、生涯独身者の増加というそもそも結婚をしない男女が増えている。
 
 また、結婚しても将来が不安定という経済的理由で子供を持つことを選択しないという要因もある。

 それ以外には、女性の社会進出で女性の就業率が高まった結果
「女性の場合、出産願望があっても『仕事の都合を考慮』するために、
希望するだけの子供を生まない意思決定をする傾向にあるといえる」(平松1999)と論じている。


 高度成長の社会は夫は雇用され会社へ,その夫を家庭で子供と一緒に主婦は家と社会をサポートしてきた。
その後、ウーマンリブという女性解放が起こり、主婦も社会へ進出し、働くようになった。


 
働く親を観て育つ子供たち(団塊ジュニア)は働くのがあたり前となり、
男女雇用均等法世代に就職した世代は、キャリアウーマンと呼ばれるようになり、
親世代が果たせなかった管理職の道へも動きだす層も現れだす。

 しかし、現実はキャリアと子育ての両方を得るには長時間労働をして
男性並みに働く選択をしないと管理職にはなれない。





 この現状はアメリカに起こった「ハウスワイフ2.0」に似通っている。
アメリカでは高学歴、高収入で都会暮らしだった既婚女性たちが、田舎暮らしを始め
専業主婦又は子育て主軸主義になっている女性たちを取材した本が話題となった。
 
これは彼女たちの親世代が働くことにストレスを抱えながら、一向に良くならない労働環境で
キャリアを目指し続けた様子を見ていて、「ガラスの天井」に愛想を尽かし、
自然とともに子育てをしたいという生き方を望んだ結果である。

 このような社会的現象はアメリカで起こったことは日本でも起こりうると言われている。

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